隠れ家みたいな雑貨屋さん。
「隠れ家みたいなレストラン」とかよくありますけど、ここは「隠れ家みたいな雑貨店」です…!
知っている人は知っているけど、知らない人は前を通っても気がつかないであろう、秘密のお店。
なんといっても看板がないのですから…!
私はホントに偶然通りかかった時に気がついて知ったのですが、初めて見つけた時は宝物の隠し場所に巡り会ったみたいな気持ちになりました。
あったぞー!みたいな。
しかもすんごいかわいいぞーーー!みたいな。
あなたは、あなたが選んだものでできている。
昔の車のCMのコピーですが、似たような意味の言葉には時々出会います。
ほんとそのとおりだなーと思う。
人は選択を通して自己表現しているんですね。
なので、私を作る「モノ」「コト」を提供してくれそうなお店との出会いは、人生においてとっても大事な出来事だと思っています(大袈裟)。
新しい「気に入ったもの」の発見はつまり、新しい「好きな自分」を発見したような気持ちになるので、そんなお店は入るだけでワクワクドキドキします。
そしてここは間違いなくそんな心拍数の上がる類のお店です。
愛でたくなる小物たち。
この色、質感、形。
惚れ惚れ。
よくあるグラスに見えますが、絶対他とは違うオーラ。
連れて帰って愛でたい…。
アクセサリーや食器、生活雑貨などを取り扱っていますが、作家さんのものが多いのも嬉しいところ。
だって職人さんの手作りとかだと、この世に一つしかない、運命の出会いかもしれないじゃないですか。
という言い訳で買い物ができるじゃないですか!
正確には「物茶店」だそうです!
おしゃれなだけじゃなくてもっと生活に近い、手の中にあることが想像しやすいような生活雑貨が集められている印象です。
そしてそれらを実際に体験できるように、お店にある食器などを使った喫茶スペースもあります。
物も売ってて、喫茶も可能ということで、正しくは「物茶店」という分類だとか。
むむ、ニクイネーミング。
ちなみにこちらのお店は菜園にある家具屋の「Holz (ホルツ)」の姉妹店で奥さんのお店です。この方がまたとってもキレイでステキな方なのです…(●´ω`●)ポッ
JICON・磁今。
磨き上げられた素朴。
特に忘れられないのが、このなんとも言えない素朴を磨き上げて作られたような、凛とした佇まいの「JICON・磁今」という有田焼のシリーズ。
有田焼とは思えない現代的なシャープさですが、陶器の素材感を求めて、一般的な有田焼の土、釉薬、窯の温度などとはちょっと違う製法で作られているそうです。
確かにこのなんとも言えない「柔らかい白」の素朴さが魅力的。
見れば見るほど独自の世界観に惹き込まれそうな美しさです。
ひとつひとつの商品を
じっくり見る楽しさ。
アクセサリーもやっぱりシンプルだけど、見れば見るほど魅力的なものばかり。
きっとここにあるモノたちとは、長く付き合っていけるんだろうなーと、自然に感じることができるものばかりな気がします。
触ってみるとスゴイ手触りがいいリネンとか、よく見ると中に階段のあるカップとか、ひとつひとつ手にして、感じるものがある、楽しい雑貨店です。
あ、間違えた、物茶店です!
全国の雑貨好きの皆様、きっと見つけにくいお店ですが、見つけた後の時間は格別になること請け合いですよ。