- 盛岡さんぽ
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盛岡劇場前の喫茶店。
朝10時。盛劇前の通りはまだ静かです。
盛劇まで、って言ったら、タクシーの運転手さんに「こんな時間からなんかやってるんですか?」って聞かれました。
いいえ、お目当ては、盛劇でなく、その真ん前にある喫茶店。
新しく出来たはずなのに、ずっと前からそこにあったかのような落ち着いた雰囲気で、街の風景に馴染んでいます。
柔らかい珈琲の香りと、手入れの行き届いた店内が、ご主人の性格と、まじめに珈琲に向かう姿勢を想像させます。
通りに面した大きな窓から差し込む柔らかい光、気持よく1日をはじめられそうなお店、発見いたしました…!
最近よく耳にするおすすめのお店。
いなだ珈琲舎は今年の1月に出来たばかりのお店です。
盛岡を紹介するこのブログを書いているせいで、色々な方がおすすめのお店などを見つけた時に、私に教えてくれるのですが、最近はこの「いなだ珈琲舎」の名前ばかりお聞きします…!
どうやらみなさん、一度訪問するともう気に入ってしまうみたいですな…。
私はパノニカのマスターに教えてもらって、オープンの翌週にお邪魔しましたよ(ドヤ顔
そしてみなさんと同じく、もう気に入ってしまいました…!
「仕事が丁寧」て言葉がぴったり。
目の前で珈琲を淹れてくれるのですが、このパフォーマンスって自信がないと出来ないですよね。勝手に期待が高まります。
挽きたての豆の香り、お湯をそそいで立ち上る香りも楽しめるので、飲む前から、もう「おいしい」って言いたくなりますw
こちらはモーニングセット¥650。
ジャムとバターが塗られた厚切りトーストと、キレイに盛り付けされたサラダがついてます。
そういえば盛岡の喫茶店ってモーニング食べられるところ、あんまりない気がする。これって文化の違い?朝早い打ち合わせのカフェは、今までリーベって決まってましたが、新しい朝スポット出来ました。
ここも自家焙煎のお店!
ほんと盛岡の珈琲偏差値の高さにびっくりする。
焙煎はお店では行っていないので、独特の香ばしい焙煎の匂いはしません。個人的にはあれも好きなんだけど、ひとつの珈琲カップのなかの香りと向き合う楽しみが増えます。
ご主人は広島の喫茶店で修行され、そこで得た知識と技術で、出身地の紫波に戻って焙煎を始めたそうなのですが、この寒い岩手との気候の違いで、納得いく豆を作るのに大変苦労されたそうです…!
今もさらに研究中だそうですが、そんな話を聞くと、一杯の珈琲にも手を合わせたくなっちゃいます。
豆も買えます。100g/¥550〜。
ホットサンドセット、¥780。
さっきのトーストもそうだったんだけど、さくさくのパンで、耳まで食べれる系で、ものすごく私好みだったの。
よくよく聞いたら、ご主人が修行した広島のお店の方が、そのまた昔修行したのが神戸の喫茶店「にしむら珈琲」で、その関係で神戸のパン屋「ドンク」を使っていたので、そのままいなだ珈琲舎でも同じパンを使っていると。
もう、どっちのお店もものすごく知っていて、どうりで好きなわけだ!!!って、なんか日本を一周して懐かしい人に出会ったような、小さな感動がありました。
出会いっていいなー。